Yoh Yoshida Instagram – あれ?この方?な二人目。ジュリアス・シーザーにて、キャルパーニア、レピダス、市民、兵士と、実に4役を演じ分けた鈴木崇乃さん。再びご一緒できてこれまた嬉しい!
今回彼女が演じるのは、大使ヴォルティマンド、旅一座の役者、そしてシスター。本来、ヴォルティマンドという人物は男性役として描かれているのですが、森カンパニーにおいては、性別なぞもはや性染色体の偶然。彼女が彼を演じても何の違和感もないどころか、むしろ凛としてカッコよく、ぜひとも我が国の大使館にもいて欲しいと願ってしまうほどです。また、ヴォルティマンドの長台詞は、純度100%の説明台詞。感情が絡まないセリフは本当に覚えづらく難しいのですが、崇乃ちゃんの手にかかるとなんと明瞭で分かりやすいことか。彼女が長台詞講座なるものを開くなら、即日受講する所存です。
ところで、森さんとは長い付き合いであろう崇乃ちゃんへの100本ノックは、他の方へのそれとは少し温度が違うなと感じます。森さんは演出家というよりもどこか同志のような雰囲気で、崇乃ちゃんもまた、ノックされながらも笑顔が溢れ、とても楽しそう。ちなみに、今作品における100本ノックの最多打席数はわたくしハムレットが保持。セリフも登場も多いので仕方ないのですが、私の場合はノック後、精も棍も尽き果て抜け殻のようになってしまいます。こないだなんて、ノックの途中で「くそー!!!」って言っちまいましたからね、自分が不甲斐なくて。だから、どんなに追い込まれても笑顔で楽しめる崇乃ちゃんの鋼のメンタルが心底羨ましかったりします。
そうそう、旅の一座での彼女は、いわゆる「男役」的な人物のようです。実際、劇中劇では王様を演じますし、衣装もパンツにサスペンダーといういでたち。現代日本なら絶対宝塚の男役トップスターですね。また、先日ストレッチをしながら彼女とお喋りしたところによると、何と中高全て演劇部!最近始めたというヨガの効果もあり、体はよりしなやかに、立ち姿は変わらずピンと美しく、そして舞台に立ち続けている方ならではのよく通る声がやはり魅力的な崇乃ちゃんなのでした。
Takano Suzuki plays Voltimand. We also worked together in Julius Caesar in 2021. The long lines she delivers this time are the most difficult for actors to interpret. Despite this, her words are clear and the scene comes to mind clearly. I think this is a weapon she has gained from her over 30 years of acting experience!
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#5/11start | Posted on 04/May/2024 02:29:40